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2011年12月20日

安定狭心症の場合は時間のゆとりがあるので内科的な治療が中心

安定狭心症は、内腔は狭窄しているものの、粥腫がくずれにくい性質の狭心症です。
いつ粥腫がくずれたり、血管が痙攣するかわからない不安定狭心症と違って、治療に時間的な余裕があります。
酸素需要が増えなければ、著しい虚血を起こすことがありません。

虚血性疾患の治療には、内科的な治療、狭窄した血管を広げる治療を行うインターベンション治療、外科手術によって血管を移植する外科的治療の3つがあります。

一般的に、安定狭心症で最初に行われるのは、内科的な治療です。
この治療は、生活習慣を変えることと薬物治療が2本の柱になります。

内科的治療が行われるのは、狭窄しているのが冠動脈の小さい枝の部分であったり、冠動脈の1カ所だけが狭窄していて(一枝病変)、狭窄が75~90%と軽度の場合です。

このように病気が軽い場合のほか、他の治療法が適さないため、内科的な治療にせざるを得ないという場合もあります。
たとえば、狭窄が2、3カ所にわたり、枝のすみずみまで狭くなっている多枝病変でインターベンション治療が適当でない場合や、脳卒中の病歴があったり(他臓器障害がある)、体力、気力のない超高齢のため、インターベンション治療やバイパス手術ができない場合などです。  
タグ :狭心症


Posted by ben at 23:01狭心症