2011年08月13日

I型(即時型)アレルギー反応

IgE抗体である免疫グロブリンEと、ヒスタミンを多く含んだ肥満細胞が主役になってい引き起こされるのが、即時型のアレルギー反応です。

肥満細胞は気管支や鼻粘膜、皮膚など、体の組織に広く分布しています。
そしてIgEは血液中にも存在し、肥満細胞の表面にも結合しています。

アレルギー体質の人は、血液中のIgEが増加している傾向にあり、体内のあらゆる場所で肥満細胞と関わり合い、連鎖反応を起こしてヒスタミンなどの化学伝達物質を活性化させてしまいます。

即時型のアレルギー反応が気管支で起きると、ヒスタミンの作用で気管支平滑筋の収縮が起きて、喘息発作が誘発されます。
また皮膚の血管でこのアレルギー反応が起きると、ヒスタミンの作用によって血管透過性が上昇し、血漿成分が皮下ににじみ出して、蕁麻疹が誘発されます。

アトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎、花粉症なども、この即時型アレルギー反応に含まれます。


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Posted by ben at 19:19 │アレルギー