2011年09月17日

コレステロールが多い牛や豚の脂身

牛や豚の肉でも、油の多いロースやばら肉と呼ばれる部分には、動物性脂肪がいっぱいです。
そのうちの約90%は中性脂肪で、残りの10%には遊離脂肪酸やLDL、リン脂質が含まれています。

飽和脂肪酸を多く含む肉類などを食べ過ぎると、高脂血症が増えますが、これは動物性脂肪の飽和脂肪酸に、コレステロールを増やす働きがあるからです。
バター、ラード、ヘットなど常温(室温)で固体の油脂には、コレステロール値を上げる働きがありますので、あまり食べないようにしましょう。

また、ケーキやクッキーなどの洋菓子類の製造に使われる植物油のカカオ油(ココナッツ油)やヤシ油は常温で液体の脂肪ですが、これらにもコレステロールを上げる働きがあります。

肉類のうち、一般に鶏肉には、不飽和脂肪酸が多く含まれています。
ただ、鶏皮には飽和脂肪酸が多く含まれ、またブロイラーは脂肪が多くなっていますので、注意が必要です。



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