2012年01月04日

高血圧と糖尿病

糖尿病患者のおよそ50%が高血圧を併発しているといわれています。
これは糖尿病により血管の老化が促進され、動脈硬化が起こってくるためとも考えられています。

動脈硬化は老化現象のひとつで、血液中の脂肪が原因となってアテローム化、石灰化が起こり血管が硬くなることをいいます。

血管が硬くなると血液の流れが悪くなるので血圧も高くなるのです。
高齢者で動脈硬化を起こしてくるのは自然な老化現象として当然のことですが、糖尿病患者の場合、ふつうの人より10年も早く動脈硬化が起こってくるといわれています。

動脈硬化や高血圧によって引き起こされる症状に、脳卒中や心筋梗塞などがあります。
どちらも生命にかかわる危険な症状です。

高齢者の場合、糖尿病患者の40%以上がこれらの血管障害が原因で死亡しています。

ですから、糖尿病患者で高血圧を併発している人は、糖尿病の治療ととも高血圧の治療もしなければなりません。
高血圧の治療も糖尿病の治療と同様に、食事療法を中心に行われます。


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Posted by ben at 16:21 │高血圧